新iPhone、「赤」に込められた意味とは?
写真1 iPhone 7(左)および7 Plus(右)の(PRODUCT)RED Special Edition。メタリックな赤の仕上げが美しい=24日、竹谷俊之撮影
25日、アップルは新しいiPhoneを発売します。
といっても、変わるのは機能ではありません。色や容量といった。ほんのちょっとした部分です。
スペックで見れば新機種とはいいづらく、面白みに欠けるニュースなのですが、アップルにとっては、こうした製品には大きな意味があります。それはなんなのでしょうか? 新機種の写真を中心にお送りしますが、「この製品がこの春に出た意味」についても分析してみましょう。(ライター・西田宗千佳)
■製品を買うと一部がチャリティーになる「(PRODUCT)RED(プロダクト・レッド)」
アップルが発表したiPhoneの新製品は二つあります。
まずは「iPhone 7、7 Plus (PRODUCT)RED Special Edition」。写真1にある通り、ボディーを赤に替えた、いわば「カラーバリエーションモデル」です。性能面では、2016年秋に発売された「iPhone 7シリーズ」とまったく同じです。
「なんだ、カラバリ(カラーバリエーション)か」
いやまあ、そうなのです。新しいカラーに興味がない人には、どうということのない製品かもしれません。
しかし、アップルにとって、「(プロダクト)RED」は特別な意味があり、普通のカラバリとは少し違うのです。
(プロダクト)REDは、アッ…
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