宣言解除、握ったつり革 乗客の行動はコロナ前から一変

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緊急事態宣言解除から一夜明けた朝、通勤などで副都心方面へ向かう人たち=2020年5月26日午前8時36分、東京都新宿区、山本裕之撮影

新型コロナウイルス緊急事態宣言が首都圏の1都3県と北海道で解除されて一夜明けた26日、街は日常を取り戻し始めた。電車に通勤客の姿が増え、活動再開に向けた準備が進む一方、早くも「第2波」を懸念する声が聞かれた。

「明らかに人の流れが…」

 宣言が出されてから50日目の朝。都心へ向かう東西線の快速電車は、肩が触れ合うほどの混雑になった。西船橋駅から大手町駅に向かった会社員の永井卓巳さん(36)は「明らかに人の流れが増えた」と話す。

 東西線国土交通省の調査で最も混雑率が高い路線だが、新型コロナの感染拡大を受け、5月中旬までは「間隔を空けて座れるほど快適だった」。この日は座る席もなく、今まで避けていたつり革を使った。「これから少しずつ人が増えると思うと怖い」

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