FCA、米国で2千人追加雇用へ トランプ氏発言意識か

写真・図版FCAのセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者

欧米自動車大手のフィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)は8日、米国の2工場に10億ドル(約1170億円)を投じ、約2千人を2020年までに追加雇用すると発表した。自動車産業に対してはトランプ次期米大統領が米国での雇用創出を強く求めており、これに応じた可能性がある。

ミシガン州とオハイオ州の2工場に新たに設備を入れ、「ジープ」ブランドの大型車の生産を増強。現在はメキシコでつくっているピックアップトラックを米国内で生産する余力も生じるとしている。

FCA最高経営責任者のセルジオ・マルキオンネ氏は「大型車の需要が高まる米国市場の動きに呼応したものだ」などとコメントした。

トランプ氏にメキシコ投資を批判されたトヨタ自動車豊田章男社長は米デトロイトで9日(日本時間の10日未明)、北米国際自動車ショーに登壇する予定。その発言内容に注目が集まる。

ASAHI.COM

 

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